Hate⇒Adore

不審人物





『恋亜ちゃん、どの辺にお住まいですの?』



時間は過ぎて放課後。


沙友があたしの席までやって聞いてきた。



「えと…駅の方だよ?」



『そうですの?私と逆だわ…』



なんとも悲しそうな顔をしていう沙友。



しゅんっとした顔が…可愛い。



…胸がキュンとなる。



あ、そだ…!



「あ、あたし1人暮らしだからさ、今度遊びにきてよ」



『はいっ、ぜひ行かせてくださいねっ』



「うん、部屋きれいにしとくよ」



はは…と笑ったあと、学校の前まで一緒に行きそこで別れた。



< 18 / 44 >

この作品をシェア

pagetop