Hate⇒Adore




え…え…えぇぇえ!



あたふたしているあたしに先生は一言。




『お前…田辺か?』



「そう…『そうですよ、先生。田辺さんが校門の所で困ってたので連れてきたんです』



あたしの言葉を迫って彼…槻片くんがいう。



そりゃあ…校門の所にいたけど…


困ってなんかないもん!


(もしかしたら迷ってたかもしれないけど…)




『そうか…』


先生…納得しないでくださいっ!



「先生?あたしは…!?…ングッ…」



先生の誤解(?)を解こうて声を出した途端

後ろから伸びてきた手によって口を塞がれた。



「なっ…」



『先生、もう座ってもいいですか?』


そのまま、あたし見て“バカ”と呟いたあと


先生に向かって槻片くんは言った。



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