草食男子にも裏がある
私は隣に座って息を整えている冬瓜がなぜか可愛く思えた。
まぁ女子たちが騒ぐ理由すっごくわかるんだけどなぁ。
「冬瓜あのさ…少しはおとなしくしてたらいいんじゃないかな?」
私は冬瓜がいない逆の窓を見た。
「ちょっ胡娘愛‼なんで目線そらすの‼」
「ノーコメントー。」
私と冬瓜のやり取りを見ている人たちがいた。
その人たちは驚きに満ちた顔。
特に男子…
女子たちが私の席までやってきた。
私の目の前に立たれ窓の外が見えなくなった。