夢の跡~はかなく消えて~
どんな話しも、
個々の友人、
グループ内では

庇い合うだろうし
団結力も女性は素晴らしい特権だろう……。


だからこそ、
心をさらけ出せる相手は確実に選ばなければ成らない。

それは、
何よりも自分の為にだ。

真紀も、
馬鹿では無い。

同じ様に
「まい」も馬鹿ではないのだ。


手探りながらも
お互いに歩み寄りたい相手でもあるし、
だからと言って
互いにプライドもあるのだ。

女としての
プライドなのかも知れない。


厄介なプライドなのかも知れない。



きっと
まだ、真紀にも知らない「まい」が居る。

周りに双子と持て囃された二人。


通じ合うことは多々あるのは確か。

通じ合い過ぎるからこそ見えてしまう恐れもある。


……そう。

真紀の知らない


もう、ひとつの「まい」 の顔……。
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