。*゚ Time of a dessert ゚*。【短編集】
じっと見つめても
なんだよ
なんて言って
少しは反応しろよ
と言いたくなる
周りに居る女の子達を
どれだけ羨ましいと思ったか
私なら気持ち隠して
ずっとその関係でもと思うのに
でももう限界
私のことなんか
眼中にもないのなら
嫌われたっていい
眼中にいれさせてやる
もう嫌がらせだね
腹いせだよ腹いせ
なんで
修也を好きになっちゃったかな…
『バカぢゃないあんた』
前のめりになり
なんか言おうとした修也の
口を唇で塞いだ
なんでこんなこと出来たんだ
って少し驚いてる自分
それくらい余裕ていうか
落ち着いてる
ピクッと動く唇に
『……んっ』
と息が漏れる
苦しくなった私は
唇を離して修也を見る