。*゚ Time of a dessert ゚*。【短編集】
『飴…?』
手には
イチゴミルク味
とかかれた一個の飴玉
これ、私の大好きな味だ…
『松原さん頑張ってるからごほうび』
ごほうびなんて私にだけ…?
そんなの
期待しちゃう…
『文化祭成功させようね』
ポンと
頭に乗せられた手
ドキッ―…
と波打つ心臓の音に
隠されなくなりそうな程に
嬉しくて真っ赤な顔
『ありがとう…ございます』
『うん』
『じゃあ…さようなら』
早くこの真っ赤な顔を
隠したくて
バレてしまわないか心配で…
そう俯いて言った私
でも
返ってきた言葉は…
『あ、暗いから送るよ』
やっぱり優しいなぁ…
って…えぇ!!?
まままさか…
先輩が私なんかを?