。*゚ Time of a dessert ゚*。【短編集】
『と、とんでもない!先輩が私なんかを!!』
手を顔の前で
ブンブンと振り必死に断る私
そんな…
地味な私なんかを
人気のある先輩なんかが…
『駄目、危ないでしょ?』
『えぇ…大丈夫…ですよ?』
『松原さんになんかあったらどうするの、送る』
そう言った先輩は
スタスタ生徒会室のドアを
開けて歩いて行く
なんか強引な先輩初めてだ…
慌てて後を追って
先輩の後ろをピタリとついて
歩く私
実は暗いの嫌いな私
『松原さん?横おいで、暗いの嫌いでしょ』
『あ、はい』
振り返って覗き込まれ
またドキッとする胸を押さえ
横を歩く私
あれ…
私暗いの怖いなんて
言ってないんだけどな…
それにイチゴミルクも…