。*゚ Time of a dessert ゚*。【短編集】



そして
ニッと笑いかけてきた先輩

あれ…
なんかいつもと笑い方が…


なんて思った私に



『さゆりを、俺のもんにする』


と、グイッと腕が引っ張られ
体がぐらつき
顔が先輩の胸板に触れる




え…

え…?

えぇ~!?


なになに…
今私抱きしめられてるの?

なんで?どうして?




『せせせ先輩?』


『覚悟しろよ?じゃあな』


またニッと笑った先輩は
スタスタと歩き始めて
暗い道に消えてってしまった


何が起こったか
わからない私

先輩が私を抱きしめて
先輩がいつもの先輩じゃなくて


とりあえず…
もうショート寸前だ…


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