。*゚ Time of a dessert ゚*。【短編集】
『さぁ~~最後になりました!どうぞ!』
その声と共に
湧き上がる会場
『ではこちらか…あれ?』
誘導しようと振り返り
説明する私
でも誰も立っていない目の前
でも
湧き上がってる会場
もう出ちゃったのかな
なんて思って
舞台袖を出て観客席の方から
舞台を確認する
え!?
『先輩!?』
目の前には
笑顔でマイクを持ち
手を降ってる先輩の姿
『悠太絶対私にだよ~』
目の前に居る女の子達は
顔の前で手を合わせて
祈ったり
ヒヤヒヤしたりしている
『…僕の想いを届けたい人は』
シン―…
となる会場に
私の心臓は反対に
ドキドキと激しく波打つ