。*゚ Time of a dessert ゚*。【短編集】
この女はもう用なしだ
『うざっ、もう近寄んな』
俺をそこそこ楽しませて
欲求を満たしてくれて
都合が良い女であること
俺が望む条件だ
腕に絡まっていたその女を
払って空き教室から出る
後ろで文句を言ってるのは
俺には聞こえない
いつも俺が言う事を聞くと
すぐつけあがる
今まで何人も切ってきた
『あんたさ、いい加減刺されるよ』
俺の部屋
ベッドの上で寝転ぶ俺
カーペットの上で
足にピンクのマニキュアを塗る女が
一言そう呟く