。*゚ Time of a dessert ゚*。【短編集】
次の日の帰り、
私はまたあの公園に寄った
約束なんてしてないけど
ただ気になって
誰も座ってないベンチに
腰を下ろした
『来ないのかなぁ…』
30分待っても
一時間経っても来ない彼
そういえば
連絡先も名前も知らない
沢山話したのに
肝心な名前を知らないなんて…
『今日は帰ろ…』
腰をあげその公園から
去った私
でも
次の日も又次の日も
彼はこなかった
私…
嫌われちゃったのかな
なんて柄にもなく
胸が痛くなった
これって…
私気になってたのかな彼を…
こんな苦しい気持ちは
久しぶりに感じる
幸せって…
とっくにあったのかもしれない
数日だけの時間だったけど
あの時間が幸せだったのかな
休日のお昼
私は何もすることが無く
気になって眠れなかった
あの場所に足が向かってた
公園は
夜とは違って子供が
走りまわってたり
犬がじゃれあってたり
幸せでいっぱいだった