アタシのこと好き?




「んじゃ、送ってく。」




あたしはなんて

最低な女なんだろう。



こんなにも大切に

想ってくれる

あなたを抉るように


傷をつける。










「雄平、痕つけて。」


帰り際に無理矢理頼んだ

キスマークは真っ赤になってて

綺麗だった。











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