アタシのこと好き?




そんな事ばかり考えてたら

ミサの名前が呼ばれた。



「九条 ミサキ。」


「はい。」



いつもと同じ可愛い声を出して

返事をするミサ。




ミサはいつもあたしの代わりに


笑ってくれて

怒ってくれて

泣いてくれる

優しすぎるミサが

あたしは大好きだったのにな…―



ミサは大学であたしは就職。


もう、あんまり


会えなくなるんだろうな…。



そう思うとなんだか

泣きそうになってきた。







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