逆転夫婦(仮)

◆男女逆転

-奥州-

政宗達が奥州を出て約3日

「ただの茶会にしては長すぎる」

未だに帰ってこない二人を心配した小十郎はふと門のほうへ目をやった

ドンドン

何者かが門をたたいた

「何者だ」

「小十郎、私です」

聞き覚えのない声にどう返事をすればいいかわからなかった

「誰だ、お前」

強めの口調に声の主はしばし黙り、小さな声で

「も、椛にございます…」

「…」

「小十郎、早急に門を開けなさい。話はあとでします」

しばし、迷った小十郎は

ゆっくりと門をあけたのだった
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