逆転夫婦(仮)
-とある城-

「くっくっく。これを混ぜれば完成よ」

「まったく下らぬことを考えおるな、大谷よ」

暗がりの中、2人の男が怪しげな物を作っていた

「主こそ、楽しげに作っておるではないか」

大谷がにやりと笑う

「ふん、楽しんでなどいるものか貴様、目が悪いのではないか」

「毛利よ、もう少し素直になればよいのにな」

「…とはいえ、これはどんな効き目があるのだ?」

「くくく、それは秘密よ、秘密。使ってみてからのお楽しみだ」

ケラケラと大谷の笑い声が城中に響いたのであった。
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