茜色の空
昨日から、夕奈は入院した。


「・・・ねぇ、夕貴。私が死んだら、違う人としあわせになるん・・・・・」



「・・・・・・・・んなこと言うんじゃねぇー!!」


まるで、私はもう死にますと言っているのが嫌だった。


「だって、私もうそんな長くないんだよ!?

もう、幸せには出来ない!!!」



「死ぬって、決まってねぇーだろーが!」



・・・俺は初めて夕奈に怒鳴った。夕奈はすごい泣いていた・・・・・


「・・・・・・ごめん。言い過ぎた」


「・・・・ううん。大丈夫。私が一番頑張んなくちゃいけないのに、平常心じゃなくて…」


「俺で良かったら、お前の背中押すから・・・・・な?」



「・・・・あ・・・・・・・り・・・がと・・・・う」


夕奈は嗚咽になりながらも泣いて泣いて泣きまくった。


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