茜色の空
家に帰ろう…疲れた。
歩いてる途中、涙が止まらなかった。
流れないように、空をみてたら、
珍しく今日も空が茜色だった。
そして俺は近くの公園で空をずーっと見ていた。
「本当、綺麗だな・・・・・」
その時、ちょうど俺の前にカップルがイチャイチャしながら歩いていた。
「なんで、こーゆーの来るかな?」
多少苛ついてた。
でも、夕奈がいたら俺もこうだったんだ。
きっと、俺は幸せにならないと、夕奈は喜んでくれないだろう。
でも、新しい彼女は作ろうとは思わない。
・・・・・でも、幸せにはなる。
この茜色の空って、夕奈が作ったのかもしれない。
それなら俺は・・・・幸せを見守ってもらおう。
―茜色の空に誓って・・・・―