涙が途絶える日まで
幸福と不幸
來弥と付き合って3か月が過ぎた。
今日は7月10日。
いつもと変わらない学校生活を送り
帰宅したとき、來弥からメールが来た。
〈14日、空いてる?〉
14って・・・。
土曜日か・・・・。
≪ごめん。ちょっと用事が。≫
また会えないや。
ここ2週間くらい
ずっと來弥とあえていない。
正直辛くなってきた。
『來弥~、会いたいよぉ。』
自分の部屋のベッドの上で
枕に抱き着きながら叫んだ。
〈違う。夜だよ〉
え。夜!?それはきついな・・・。
ま、塾の自習室行ってくるっていえばいいか。
≪平気かも♪≫
ふふ。
やっと会える!
〈そっか。よかった。騎沼(きぬま)いてもいい?〉
はぃ?なんでよ!久々に会えるのにぃ~
≪え?どうしたの?めずらしい≫
もー。
〈なんか気まずいじゃん?(笑)
お前も誰かつれてきなよ〉
そ、そんなぁ~。
≪わかった。≫
せっかく久しぶりに会えるのに。
はぁ。