涙が途絶える日まで
來弥が立ち上がり、絵玲奈たちも私を見る。
「どーぞっ!いーち…」
その声に合わせて回る。
私こんな素直だったっけ…?
「にーい」
ラストだぁーっ
「さーん」
まわりおわった私は、その嬉しさでつい…
『わんっ!』
「ふ…」
「ふはははははは!」
『はっ!』
「あはははっ!留美、何でそんな嬉しそうなの~っ!」
「やべーっ。留美ってそういうキャラだっけ?」
來弥どう思ったかな? 変態とか思われたかも泣
「ちょっと?俺の留美いじめないでよ。」
『來…』
「いじめていいのは俺だけなのーっ」
『おいっ。』
けどまあ、俺だけって言う響き好き。
だから許してあげる★
『それにしても…今日すごい賑やかだね。』
「え、留美まじめに気付かなかったの?」
『へ?』
「気付かなかったって?」
「彩部、留美に今日お祭りって言った?」
「言わなくても分かるべ?普通…」
『お祭りーっ!?絵玲奈ゆってよぉ!』
「ごめんごめん。まじで分かんないと思わなかった」
『うぅ…っ』
浴衣で来たかったな…。
じゃないよ!まさかお祭りに行くんじゃないだろうね?
『あの、お祭り…』
「じゃっそろそろ行くか!」
「そだなーっ」
『えっ!!!!』
やばいよ。私お祭りだめな人なのに~
彼氏とだけは来たくなかった…。