夏恋迷路◆だから僕らは夢を見た【短編集】


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あの子はそのお墓にどんどん近づいていき、持っていた花をお墓にそっと置いた。



僕はなぜあの子が遠くの、たった一つしかないお墓に一人で来たのかが気になってしまい、その場から動けなくなっていた。





気づくと、アイスはもう溶けていた。



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