夏恋迷路◆だから僕らは夢を見た【短編集】


きっと藍もアイスを買うのだろう、そう思って私は声をかけることもなく駄菓子屋を出た。


その3分後ぐらいに、誰かにつけられている気配がした。

あぁこれがストーカーなのか、とのん気に考えていた。


少し後ろを向いて誰がストーカーしているのかを見た。



そう。そのストーカーこそが、当時7歳のアイスを食べていた藍だったのだ。


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