夏恋迷路◆だから僕らは夢を見た【短編集】


「それは、アイツと会話するかしないかって意味なんだよな」


「そうだよ。ただし、告白の返事を聞くだけな」


俺の素朴な疑問にも天使は真剣に答えた。

たとえ一言でもアイツと会話させてくれるならしたい。
でもそれによって別れが辛くなるのは嫌なんだ。

そう言おうとしたら天使は俺の言いたいことが分かったのか先に口を開いた。


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