アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
スッと、レノが姿を現す。
『はぁーあ、真っ黒……』
またもや、真っ黒な屋敷に帰ってきた。
いつも通り、部屋に戻る。
すると、テラは相変わらずソファーに寝っころがっていた。
テラは俺に気づくと、素早く立ち上がった。
『レノ!!お前、いくらなんでも、遅すぎだ。たった15人だろ?ゆっくりなんか、してる場合じゃねぇんだよ!』
テラは険しい顔でレノを見る。
『いや、人間界の方が居心地がいいんだよ。カラフルだし……』
『なにが、カラフルだ!レノ!人間界に入り浸るのはやめろって、何度言ったか、覚えてる?』
グレルがいきなり部屋に入ってきて、話にも乱入してきた。