アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
『ごめん。でも、レノ……あなたは何なの?人間じゃないよね?』
千明は不安そうにレノを見る。
『お前には関係ない。』
レノは冷たく突き放した。
『そう………だよね…。関係ないよね。』
千明は目をそらし、どこか一点をボーッと見ていた。
さてと。
コイツが何者か、データを調べなきゃな。
データ管理室に行ってみるか。
『おい、お前。ここから動くなよ?』
『居なくならないでよ…ねぇ、どこ行くの?』
千明はまだ不安そうに顔を歪める。