アナタの“魂-KOKORO-”いただきます



『大広間?』



ジュノは何か思い出したように立ち上がる。



すると、いくつもある棚の1つの前で立ち止まり、迷うことなく、1つのファイルを取り出した。





ジュノはパラパラとめくっていく。




『あった、あった。その子、クレオストだよ。』



クレオスト…



選ばれし者か。




クレオストとは、人間の中にごく稀に神や悪魔、死神、いずれかの使者として生まれてくる人間のことだ。




『でも、ディスタバンスターじゃない。』




ディスタバンスターは悪魔の使者のこと。





『ゼロラーだ。』



ゼロラー、何の使者でもない、選ばれし者のことだ。






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