アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
扉を開けるとソファーに座り込んだ、千明がいた。
『また泣いてんのか?』
千明にそう言うと、千明は顔をあげた。
やっぱり、涙を流していた。
『お前、泣きすぎ。水なくなるぞ。』
レノは千明の顔を片手で包み、涙を親指でぬぐった。
『…じゃあ……教えてよ…アタシは誰なの……?なんで…こんなところにいるの…?』
レノはゼロラーのことや、死神のことを話そうとしたが、止めた。
レノは黙って千明の頭を撫でた。
すると、千明は俯き、静かに泣き出した。