アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
『人間をグレイシー邸に入れるなんて、頭いかれてんのか?』
テラはレノを睨む。
『だからって、デイラー邸なんか、もっと危険だろ。』
レノはテラを睨み返す。
『まぁまぁ。で、君、名前は?』
ネクはテラとレノを沈め、笑顔で千明に聞く。
『千明。』
千明は不安そうにまたもやレノを見上げる。
『千明ちゃんか。俺はネク。こっちはウォッカで、あっちはテラ。』
ウォッカとテラを指差しながら、ネクは丁寧に説明する。