アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
『イヤだね、人間と一緒に暮らすなんて。それに他の死神に知られたら、どうするつもりだ?』
テラは露骨に嫌そうに顔を歪めた。
『隠すしかないだろ。テラ、ベリーノが帰ってくるまでだ、我慢しろよ。』
『悪魔とか、天使にもバレたら、厄介だからな。』
テラはグターっと、ベッドに寝っころがった。
『ねぇー!千明ちゃんの、部屋さ、レノの部屋の隣だから、レノが屋敷を案内してあげなよ!』
ネクが、ドアから顔を出す。
『いいよ。ネクが案内しな。』
『もう!いいから!レノが案内して!僕は部屋に戻るからね!』
ネクは拗ねたような顔をして、部屋から出ていった。