アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
『あーあ、めんどくせぇこと、頼まれてんなぁ、レノ?』
テラがニヤッと微笑む。
『黙れ、テラ。グレルとリオ、帰ってこねぇから、迎えにいってきたら?』
テラはバタッとベッドに飛び込む。
『やだ。俺は寝る。最近、疲れてるし………』
『あのなぁ、俺だって、疲れてんの!大体、俺の部屋だし。』
『グレルなんか、そのうち帰ってくるだろ。』
テラはゆっくり立ち上がり、大きなあくびをした。
『じゃ、レノ、人間の案内よろしくー。』
テラは眠そうに目を掻きながら、部屋から出ていった。