アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
『ねぇ、千明ちゃん。好きになるのは自由だけど、叶わない恋だと思いな?』
ウォッカは千明を見つめる。
『え?』
千明は目を丸くした。
『レノは……人一倍人間を嫌ってる…いや…関わるのを恐れてる。』
ウォッカは心配そうな顔をした。
『なんで……?』
千明は不安そうな顔をした。
『死んだんだ……レノが好きになってしまった人間が。もうそんな思いしたくないんだよ、きっと。でも………』
ウォッカはニコッと笑った。
『千明ちゃんは気にしなくていいよ。とりあえず、頑張ってみな。』
ウォッカは千明の頭を撫でた。