アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
『ウォッカ、何言ってるんだよ。死神は…』
『人間に感情を抱いてはいけない、だろ?』
テラの言葉を遮り、ウォッカはそう笑った。
『千明ちゃん、好きならそれでいい。だから、絶対諦めるなよ。じゃなきゃ、またレノを傷つけることになる。』
ウォッカは真剣な眼差しで千明を見つめた。
『じゃ!僕らがレノと千明ちゃんが上手くいくようにサポートするから!』
ネクが無邪気な子供のように笑った。
『い…いいよ……みんなに迷惑かけられないし……それに…レノには迷惑でしかないから。ごめんなさいっ!』
千明は頭を下げて、テラの部屋から走って出ていった。