アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
レノはため息をついて、ベッドに座った。
なんで、アイツ……泣いてたんだ?
不安なんだと、あのときは思ったけど、なんか様子が違った。
しかも、テラの部屋の前で。
テラとなんかあったのか?
いや、もう考えるのはやめよう。
深入りしすぎても、何もいいことなんか無い。
レノは立ち上がり、部屋に備え付けの小さなキッチンに向かった。
ミルクを温め、マグカップに注いだ。
ハチミツを少し溶かして、トレイに置き、運んだ。
レノは千明の部屋の扉をノックする。
『入るぞ。』
レノは扉を開けた。