しろくろ
と、そこまでは神話にしてはだ感動的でいい話だ。しかしこの神話は現実のものであり、そんな綺麗事ばかりで終わるわけもなかった…




――それから千年後最初の誤算が起こった


千年という長い年月の中で進化した人間が神の力にまで手を出したのだ
皆、神を知らずその力の強大さを知らず最初は只の好奇心だったのかも知れない

だが次第にその人間はこの世界を滅ぼすことや、手に入れることこと以外は頭から消えていった



しかし、この世界は神がもう一度愛する女と出会う為に絶対に必要な舞台。
人間何かに消されては困る。神は眠りに入る前、その舞台の守護を命じた。


それが神によって造られた人間


【神の代理人】


彼らは神からの命に従いこの世界を護るため、邪魔な人間達を殺していった


『この世界は間違っている!!狂っている!!!』

最初の人間はそんなことを叫びながら死んでいった


それが嘘か本当かなど誰も知らない。ただ、彼らは彼らが主の為にこの世界を護る為に生まれてきた存在。

ただそれだけだった。

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