しろくろ
「分かりました。その依頼、神の代理人の名においてお請け致します。」

楓がそう言うと、ルクスはガバッと大袈裟に顏を上げた

「あ、ありがとうございます!!!」

その感謝に楓はニッコリと微笑んだ。その顏をみたルクスの顏が赤く染まるが、楓はそんなこと全く気付かない。

それを見た煉邪は不機嫌そうに教会のドアを開け放った

「さっさとその村に行くぞ!!」

そう言って歩き出す


運命の渦がゆっくりと動き始めたことにまだ誰も知らない

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