あのこになりたい
キスと涙
今日は久しぶりにシュンと会う。
夏休みの宿題も片付いたし、補習も終わった。
シュンも前期のテストが終わり、夏休みに入ったので久しぶりにゆっくり話そうということになった。
相変わらずキッチンで何かしている母。
「お母さん、シュンと会って来るね。お母さんもたまにはゆっくりすればいいのに…」
私の言葉に、母は顔を上げて笑った。
「そうね。じゃあちょっと休憩しようかしら。これ、シュンくんに」
お弁当箱を渡された。
「何…?」
なんだかいい匂いがする。
「卵焼きと唐揚げ。夕食にどうぞって」
兄に会いに来ては、兄と若菜さんの邪魔になるからと部屋を追い出され、よく母と話すようになっていった。
最初は、困っていた母もシュンの人なつっこさにだんだん愛着が湧いてきたらしく、何かと一人暮らしのシュンを気にかけるようになっていった。
夏休みの宿題も片付いたし、補習も終わった。
シュンも前期のテストが終わり、夏休みに入ったので久しぶりにゆっくり話そうということになった。
相変わらずキッチンで何かしている母。
「お母さん、シュンと会って来るね。お母さんもたまにはゆっくりすればいいのに…」
私の言葉に、母は顔を上げて笑った。
「そうね。じゃあちょっと休憩しようかしら。これ、シュンくんに」
お弁当箱を渡された。
「何…?」
なんだかいい匂いがする。
「卵焼きと唐揚げ。夕食にどうぞって」
兄に会いに来ては、兄と若菜さんの邪魔になるからと部屋を追い出され、よく母と話すようになっていった。
最初は、困っていた母もシュンの人なつっこさにだんだん愛着が湧いてきたらしく、何かと一人暮らしのシュンを気にかけるようになっていった。