烏鎮(うーちん) 上海水郷物語2

景区

川べりの北側は明清時代の民家が石畳の両側に密集
して連なっている。南側は公園、船泊まり、みやげ
物店などが並んでいて西の端に大きな寺院がある。

影絵館や古い舞台が現存していて誰かが民謡を歌っ
ていた。石畳を歩く。道幅は4m程で狭い。木造の
明清時代の民家はかなり大きな造りで天井も高く、

その歴史の重みに圧倒される。数軒おきに店舗があって
酒蔵、染物屋、漢方薬店などが昔のままのたたずまい。
さらに作家茅矛故居や古銭ばかりの銭布館、木彫館。

皇族の屋根付き寝床を陳列した百床館などがあって
なかなか見ごたえがある。路地を曲がればすぐ川に

出たり、反対側は裏通りに出たりするが、もうそこは
普通に庶民が生活をしている。

中国人のツアーの団体が来たのでその後ろを付いて歩
いた。屋根付きの逢源双橋は、間違いなくその由来が
あるはずなのだが、ガイドの説明は別に何もなかった。

それよりもここからの景観は、これぞ水郷、あまりの
美しさに思わずハット息を呑んだ。太古の昔からの
川辺の眺め、特に夕陽の時はもっと素晴らしい筈だ。
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