スキのち好き。


…ーガララララッ!


その時、教室のドアが勢いよく開いた。


「みんな聞いてー!悠真先輩が2週間ぶりに学校来たってよー!!」


息を切らし走り込んで来た女子がそう叫ぶと、教室内が一気に騒がしくなった。


「うそ、悠真先輩来てるの!?」

「やばいやばい!私ちょっと見に行ってくる!」

「ずるい、あたしも!」


そう言いながら、バタバタと女子達は教室を後にした。


「…マミもちょっと行ってくる!」

『ちょっ、そろそろ昼休み終わるよ?』

「大丈夫、ちょっとだけ!ね?」

そう言って、マミも悠真先輩を見に行ってしまった。


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