ウンメイ
びっくりして
つぶった目をゆっくりあけると
目の前は海くんの胸で…。
そういえば背中に手が…
あたし
抱きしめられてる!?
そう意識すると急に
ドキドキ動きだす心臓
「あはは、ドキドキしてる♪
つか、あったけぇーっ」
海くんはそういって
ギューッてもっと強く
あたしを抱きしめる
「あ、あの…」
我慢できなくなって
あたしがそうゆうと
「ごめんね、意地悪しすぎたな」
そんな事いって
あたしを解放してくれた。
それでもまだ立とうとする
あたしの手は放してくれなくて
「ソラ見てみ」
またあたしの手を引っ張る
さすがに男の子の力には
敵わなくて…
あたしは自然に海君の隣に
ねっころがった。
「"ソラ"ってさ、いつも
晴れてる訳じゃないじゃん?
曇ったり、雨ふったり。
雪も降るし、雷もなるしさ
ほら、ひょうなんて降ったらさ
みんなめっちゃ困るよな〜」