ウンメイ
そこから入って来たのは…
「おっ。ミカ〜♪おせぇよ」
「よっ♪リュウ!寝坊しちゃって…」
「だと思ったけど!」
ミカって呼ばれるその子は
明るい茶色の髪を
耳の隣でツインテールにして
制服も見事に着崩してる。
ミカちゃんはあたしの斜め後ろの
席に鞄をおいて
眠そうに目をこすった。
「ん?だあれ?めっちゃ可愛い〜
ミカ、タイプ〜♪」
そう言ってものすごく
顔を近づけてくる
でも…
近づけば近づく程…
「あたしもタイプ〜♪」