大好きっ![短編]
「あ…、ごめんなさい…」



振られるわケーキ受け取ってもらえないわ落としちゃうわ散々だなー…。

まあ、いいや。
どうせ捨てようと思ってたし。



―そうだよ、捨てるんだから。

それは覚悟してるのに、涙がぽたぽた地面に落ちる。



泣いてる顔をみられたくないから、うつむいたまま通りすぎようとした。

















「―ねぇ。」















……?













「玲」












な…んで…?
冬哉先輩がここにいるの?












「なんで泣いてんの?」












「…あ、気にしないで下さい」


―最悪。
泣いてるとこ見られちゃった。

かっこ悪すぎじゃん


「気にするし。
つか玲さ、なんなんだよ」


「…っ。何がですか…」


「……これが…最後の告白…って」

< 22 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop