【完】たいむ・いず・すとっぷ!?
でもそれとは反対に、心臓は破裂しそうなくらいどきどきしていて。
「ずっと、お前のこと……」
その先に続く言葉を予想出来ないほど、あたしもバカじゃない。
期待するとかしないとか、そんなことはもう考えられないくらい……
頭の中は、戸惑いと、ほんの少しの喜びでいっぱいだった。
新堂の真剣な瞳から目が離せないまま、あたしは固まって動けない。
じっと見ていると、新堂の後ろにある壁が変に見えるてくる。
でも、新堂の瞳だけは、あたしははっきりと捉えていた。