新・監禁ゲーム
第1GAME 迷宮ゲーム
遥斗は目の前の景色に圧巻される中、携帯電話の存在に思い出した。
すぐにポケットに仕舞っておいた携帯電話を探したがそれはなく、財布すらなくなっていた。
何なんだよ、何なんだよ、一体。
困惑する中、遥斗は地図の存在を思いだし、部屋に戻った。
叩きつけられは地図が床に置いてあり、急いでそれを見るが、やはりよくわからない。
遥斗は苛立ちながら、地図をポケットに押し込んだ。
そのとき、遥斗は気づいた。
左手首につけられた時計のデジタル標識の120が117に変わっていることに。
まさか、これが。
そう、遥斗の予感が的中した。
この時計は遥斗がゴールするまでの、制限時間を意味するものだった。
つまり最初は120分あるものが、すでに3分削られたのだ。