君と恋に堕ちた事について
2012年 冬
「今、幸せか?」
麻実が、振り返った。
「幸せだよ?どうして?」
「いや、たまに確認しなきゃと思って。」
オレたちは、名古屋に引っ越した。誰もオレたちの事を知らない。左遷されたのだから、会社の上層部は知っているのかもしれないが。
肩書きも、給料も今までより堕ちたが、そんな事は気にしていなかった。
「京介さんは、幸せなの?」
「あぁ。」
「良かった。」
麻実は微笑んだ。
ーー完ーー
麻実が、振り返った。
「幸せだよ?どうして?」
「いや、たまに確認しなきゃと思って。」
オレたちは、名古屋に引っ越した。誰もオレたちの事を知らない。左遷されたのだから、会社の上層部は知っているのかもしれないが。
肩書きも、給料も今までより堕ちたが、そんな事は気にしていなかった。
「京介さんは、幸せなの?」
「あぁ。」
「良かった。」
麻実は微笑んだ。
ーー完ーー