たった一試合、君と私の甲子園
そんな彼をじーっと見つめる美優。


「んんっ!? どうした?」


彼は首を傾げて私を見た。


「えっ!?」


そこでハッと気づいた、
そうだ、私が彼をずっと見ていたんだ。


私は慌てて顔を背けた。



びっくりしたぁ~!!

私、何じっと見てたんだろう・・・


私の心臓が早く脈を打つ。



鼓動が早い・・・


美優は右手で左胸をグッと押さえた。



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