たった一試合、君と私の甲子園
「とにかく勝機はそこしかない、
そこを狙って一気に崩すで!!」


「「「おぉぉぉー!!!」」」


「よしっ!! じゃあ・・・」


美優がいつものように右手を
円陣の中心に差し出した。
そこへみんなも手を重ねていく。


「絶対勝つぞぉぉぉー!!」


「「「おぉぉぉー!!!」」」


「神楽ファイトぉぉぉー!!」


「「「おぉぉおぉー!!!」」」


神楽高校は一気にテンションを上げた。


「よし、行こう!!」


「「「おぉぉぉー!!!」」」


いよいよや・・・


「美優。」


私のもとに友美が近づいてきた。


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