たった一試合、君と私の甲子園
「えっ!? なんで・・・!?」


双葉の選手は驚いたように目を見開いた。


「どなったの・・・?」


リベロの真正面かと思われたボールは、
リベロの手前に落ちた。


美優はリベロの前に沈むサーブを打ったんだ。


「「「おぉぉぉー!!!」」」


美優のサービスエースに会場が沸いた。


「なんや今の!?」


「めっちゃ沈んだぞ!!」


スタンドは歓声と驚きにどよめいている。



「美優・・・」


紗奈は美優を見つめた。



見た紗奈?

美優は紗奈を見てニヤリと笑った。


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