たった一試合、君と私の甲子園
第二セットは双葉学園からのサーブ。


サーバーは紗奈。


紗奈は強烈なジャンピングサーブを
神楽コートに放つ。


バシッ!!


「ああっ!!」


それをレシーブに行った友美は、
強烈なサーブに吹き飛ばされた。


「友美!! 大丈夫!?」


美優たちが友美のそばに駆け寄る。


「ごめん、取り損ねた。
次は絶対拾うから!!」


友美・・・


「うん、頼むよ。」


美優は友美の背中を軽く叩いた。



「よしっ!!まだまだ行くよぉ!!」


「おうっ!!」


神楽高校は格上の双葉学園に向かって行った、
ただがむしゃらに、真っ直ぐに・・・



< 130 / 222 >

この作品をシェア

pagetop