たった一試合、君と私の甲子園
『第二セット 25-16双葉学園。


セットカウント2-0で双葉学園勝利!!』


「「「おぉぉぉぉー!!!」」」


鳴りやまない歓声。


会場のみんなが双葉学園の勝利を
祝福してるようだった。


「美優!! 大丈夫!?」


友美、そしてみんなが美優のそばに駆け寄る。


「う、うん・・・」


美優はニコッと微笑んだ。



「美優!!」


そしてみんなの後ろから駆け付けて来たのが、


紗奈・・・・


「美優、大丈夫!?」


紗奈は私のそばに来て屈み、
そっと体を抱き起こしてくれた。


「紗奈・・・大丈夫だよ・・・」


「そう、よかった・・・」


紗奈は安心したように一つ息を吐いた。


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