たった一試合、君と私の甲子園
体育館を後にした美優は部室へと向かった。
外に出ると夕日に照らされ目を細める。
この景色ももう見れないのか・・・
私は部室の前に立った。
「ちょっと美優、それ私の!!」
「ええやん、ちょっと貸してや!!」
「あかん!! それ高いねんから!!」
「そうなん? どんな匂いするん?」
シュッ!!
「ああっ!! 何振っとんよ!!」
「わぁ、めっちゃ良い匂い!」
友美の香水を勝手振って怒られたっけ・・・
友美とのやり取りを思い出す。
ここへも・・・
みんなと過ごしたこの部室へも、
もう来ないんだね・・・
あんなに一生懸命練習した日々も
もう終りなんだね・・・
そう思うと涙がこみ上げて来た。
外に出ると夕日に照らされ目を細める。
この景色ももう見れないのか・・・
私は部室の前に立った。
「ちょっと美優、それ私の!!」
「ええやん、ちょっと貸してや!!」
「あかん!! それ高いねんから!!」
「そうなん? どんな匂いするん?」
シュッ!!
「ああっ!! 何振っとんよ!!」
「わぁ、めっちゃ良い匂い!」
友美の香水を勝手振って怒られたっけ・・・
友美とのやり取りを思い出す。
ここへも・・・
みんなと過ごしたこの部室へも、
もう来ないんだね・・・
あんなに一生懸命練習した日々も
もう終りなんだね・・・
そう思うと涙がこみ上げて来た。