たった一試合、君と私の甲子園
夜空の下の約束
花火を終えた私たちはそれぞれ帰る事にした。


女子はあぶないってことで野球部が何人か
抜けだし送ってくれると言いだした。


「悪いよ!! 野球部は大会中でしょ?
何かあったら困るし、自分たちで帰れるから。」


「何かあったら困るのは俺らも同じ、
可愛い女の子たちに何かあったら俺らは
一生悔いが残るわ。 なぁ? 宏大。」


「ああ。」


宏大・・・


「じゃあ、俺らはこっちへ。」


「じゃあ、俺はこっち。」


そう言いながらみんな
何人かでかたまって帰って行く。


残ったのは私と・・・宏大・・・


「じゃね美優。」


友美がウインクしながら
外木場くんたちと帰って行く。


「ちょっ、友美!!」


宏大と二人っきり!?


「行くぞ。」


「うん・・・」


先に歩く宏大を走って追いかけた。


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